2019/08/01
2019/08/某日
入院中の某日深夜03:25の事、なんと無く目覚めると「シャッ。」と病室の個人ブースのカーテンを30cmほど開けられた。目玉が来るぞと看護師さんの懐中電灯を予測した。ピカッが来ない。
よく見ると白髪混じりのボサボサ髪の爺ちゃんが立っている。一瞬目が合って、『ヒャッ。』とかなんとか声にならない声を出してしまった。
寝ぼけて部屋を間違えたんだな、きっと。
『おい、おい、じいちゃん。カーテンくらい閉めて行こうよ。』と心の中で呟いてみた。でも、何か違和感が、、、。
立ち去るじいちゃんのお尻が見えた。背中から続くじいちゃんのお尻の肌色が印象的だ。
あ〜〜〜〜。スッポンポン(全裸)で徘徊してはる〜〜〜。
目が合った時、視線を下に落とさなくて良かったと心底思った。
しばらくして、トイレに行きたくて起きたことを思い出し、病室を出てトイレを済ませてフロアを1周してみたが誰にも遭遇しなかった。
翌朝看護師さんに確認しようと思いつつ、検査や何やかやですっかり忘れてしまっていた。ふと思い出したのは恒例になっていた夕食後のラウンジでのコーヒーブレイク。仲良くなった他の患者さんたちとの憩いのおしゃべりタイムだ。
「いやーん。幽霊なんじゃないのー。」という意見も出たけれど、霊はカーテンをシャッとは開けないはず。
通りがかった看護師さんに報告してみた。
「カメラ(監視カメラ)を確認してみますね。」となり、しばらくして戻ってきた看護師さんによると、寝ボケてソソウをしてしまった男性が処置室でお尻を洗っていた模様。
「前後の状況を考えるとスッポンポンだった可能性はありますね。」と看護師さん。
「もしも今夜もまた現れたら、ナースコールして下さいね。」と続いた。
「まさかとは思いますが、その場合は、首根っこつまんでわたしが詰所に連行しますよ。」と答えて爆笑でチャンチャン。
入院中、眠剤を飲んで眠りに落ちるまでの僅かな時間にスマホで無料配信の漫画を読むのが楽しみだった。毎晩読んでいたのが「進撃の巨人」だった。
これは実話ですが、個人を特定するのが目的では無いため、日時や登場人物の特徴はわざと変えています。

