8. 糖尿病教室-睡眠から覗き見る糖尿病

2019/09/19

14:00〜15:00
楽しみにしていた『関電病院みどり会』の初受講です。
「睡眠から覗き見る糖尿病〜睡眠時無呼吸症候群とは〜」をお勉強して来ました。
 

・睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome):SAS(サス)
*わたしはサザンと覚えました。


2003年2月26日に起きた「山陽新幹線運転士 居眠り運転事件」で『睡眠時無呼吸症』が認知度を高めた。
医療、臨床関係者は「睡眠の2.26事件」と呼称することもある。


SASは、睡眠中に何度も呼吸が止まることで、酸素不足が起こり、他の病気を悪くする。

日中の眠気=SAS とは限らない。


<典型的な睡眠時無呼吸症候群の特徴とは…>
イメージ:(1)肥満 (2)いびきをかく (3)男性 (4)眠気
実際:(1)必ずしも肥満とは限らない (2)眠気を伴うとは限らない (3)女性も閉経後は要注意


<顔面・下顎(したあご)の形態も大事>
古典的な患者例:
・肥満で二重あご。・口が開き気味で唇が厚い。・いびき顔。
肥満以外の患者例:
・下アゴが小さく後退している。・長めの浅い顔(いわゆる日本人顔)。

*つまり、睡眠中に気道が確保されているかどうかということみたいです。肥満の場合は舌も肥満するため仰向けに寝ると気道が狭くなったり塞がってしまい呼吸ができない=無呼吸となる。
下アゴが小さく長めの浅い顔の場合は、舌のサイズが正常でも元々の気道が狭いためにSASの可能性が高い。と理解しました。
 

・なぜ糖尿病と睡眠時無呼吸症候群?

*睡眠時無呼吸があるとインスリン抵抗性が上昇して血糖コントロール不良を誘発しやすいため注意が必要だそうです。
 

・睡眠に関する検査

<パルスオキシメトリ(連続酸素飽和度測定検査)>
*測定できるのは酸素量と脈拍で、指に装着するだけ。自宅でも検査が可能。PSGの予備検査として実施される。

<終夜睡眠ポリグラフ検査(Polysomnography:PSG)>
*SASの検査と誤解されることが多いが本来は睡眠を電気生理学的に記録するための検査。臨床への応用が進むとともに電極やセンサーが増え、現在は装着に1時間くらいかかる。

<無呼吸低呼吸指数(AHI{エーエイチアイ}:Apnea Hypopnea index)>
睡眠1時間中に何回呼吸が止まった、もしくは弱くなったかを数値にしたもの。回数が多いほど重症。
正常:AHI 5未満。軽症:AHI 5以上15未満。中等症:AHI 15以上30未満。重症:AHI 30以上。
有効なもの:禁酒。横向きに寝る。CPAP。減量=糖尿病の治療。
 

・CPAP治療について

<CPAP(シーパップ):Continuous Positive Airwaey Pressure>
・閉塞性{へいそくせい}睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の標準的治療法。
・その人に合った機種/マスクの選択と適切な圧設定が重要。

*装着体験させていただきましたが、わたしには装着したまま睡眠は無理だと思いました。^^;
 

=感想=
睡眠時無呼吸症候群という症状はなんとなく知っていましたが、大酒飲みの肥満の中年男性の病気というイメージが強かったです。下アゴの形状がどうのなんて言ったら、日本人なら誰にでも起こる可能性があります。
肥満で舌(舌根)まで太るとは思っていなかったので恐怖です。『減量』の大切さを再認識しました。
夫がたまに、「カッ、カカカ」と就寝中に呼吸を止めるので気になっていましたが、AHI 5未満なので正常の範囲内だと安心することもできました。
とてもわかりやすくお勉強できて楽しかったです。

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